シェイクスピアの言葉は実は意外なほど、私たちの身近にあります。
「明けない夜はない」「この世は舞台、人はみな役者にすぎない」
そんな言葉に聞き覚えがありませんか。
このたび、心の届く名言を選び、シェイクスピア×カウンセラーの視点で
シェイクスピアの処方箋シリーズ①~⑤を出版しました。
第1巻 無料キャンペーン 2025年9月19日16:00~22日15:59まで
この機会にお手に取っていただけたら、うれしいです。
シェイクスピアの処方箋 ミッドライフに効く15のヒント : 人生の曲がり角で未来をデザインする | 守帰朋子 | 女性と仕事 | Kindleストア | Amazon
最近では、NHKの朝ドラ『あんぱん』にも引用されていました。
主人公の妹・蘭子を励ます場面で、八木が「逆境が人に及ぼすものほど輝かしい」と語り、蘭子が「シェイクスピアですね」と返す場面。印象に残っている方も多いかもしれません。
落ち込んで眠れぬ夜や、誰とも話したくない朝。
人生の節目や、心がふと立ち止まる瞬間。
「大丈夫」と背中を押してくれるシェイクスピアの言葉。
「終わりよければ、すべてよし」
「いいは悪い、悪いはいい」
私自身、そんな言葉に何度となく救われてきました。
本書は、そうした名セリフをテーマごとに選び、それぞれに“処方箋”のようなメッセージを添えたものです。400年前の劇作家の声が、いまを生きるあなたに届くようにと願いながら。
彼の作品には男性のセリフが多く登場しますが、性差に関係なく、私たちの心に響く言葉があります。たとえ結末が悲劇であったとしても、生きるヒントになる言葉があるのです。
人生の曲がり角でシェイクスピアの言葉と何度も出会いましたが、年齢を重ねるにつれて胸に沁みる言葉も変わりました。
高校時代、『ロミオとジュリエット』に夢中になる友人たちを私はどこか冷めた目で見ていました。ジュリエットの言葉の深い意味を理解できたのは、ずっと後になってからのことでした。
本書は文学作品としての精緻な翻訳を目指したものではなく、日々の迷いや痛みにそっと寄り添うような、“心の処方箋”として編んだ一冊です。
訳文については、数ある中から意味がわかりやすく、そして読者の心に届きやすい表現を選びました。
シリーズを通して重複を避けるよう努めましたが、どうしても外せない言葉については、テーマの違いを踏まえて再登場させたものもあります。
ご紹介した言葉の中に、いまのあなたに必要な言葉がひとつでも見つかれば、なによりの喜びです。