ごほうびが逆効果になる3つのケース
――続けるための“ごほうび”は選び方が大事
前回の記事では、習慣を続ける人がやっている「ごほうび設定」のコツをご紹介しました。
でも実は、ごほうびが逆効果になってしまうケースもあります。
ここでは、その代表的な3つをご紹介します。
1. 習慣と真逆の方向に向かうごほうび
「ダイエット頑張ったから、ごほうびにケーキ3個」
「節約できたから、高級バッグを衝動買い」
これでは、せっかくの努力が帳消しになってしまいます。
ごほうびは、習慣の成果を生かす方向に選びましょう。
例:ダイエット中なら、新しい運動ウェアやマッサージ。節約中なら、使い勝手のいい長く使えるもの。
2. ハードルが高すぎるごほうび
「1か月続いたら温泉旅行」など、大きすぎるごほうびは、達成まで遠く感じてモチベーションが落ちやすくなります。
小さな達成には小さなごほうびを。
「3日続いたらお気に入りのお茶」「1週間続いたら映画を観る」など、こまめに喜びを感じられる設定にしましょう。
3. ごほうびが“義務”になってしまう
「やったら必ず〇〇しなきゃ」という気持ちになると、ごほうびが負担に変わります。
本来、ごほうびは“楽しみ”であって“義務”ではありません。
その日の気分で変えてOK。やらなくても罪悪感を持たないことが大切です。
逆効果を防ぐごほうびの選び方
- 習慣と同じ方向を向く
- 小さくてこまめにできる
- 義務ではなく楽しみとして選ぶ
ごほうびは、正しく選べば習慣を後押しする大事なスイッチ。
でも、間違えると足を引っ張ってしまうこともあります。
「このごほうびは、自分のやりたい方向に力をくれているかな?」
そんな小さな問いかけをしながら、楽しみながら続けてみてください。