習慣化をじゃまする4つのワナ
――無理なく続けるために知っておきたいこと
新しい習慣を始めても、なかなか続かない…そんなとき、原因は“根性が足りない”からではありません。
多くの場合、気づかないうちに習慣化を邪魔する思考や行動パターンにはまってしまっているのです。
ここでは、よくある4つのワナをご紹介します。
1. 「毎日やらなきゃ」完璧主義のワナ
最初から「絶対に毎日やる」と決めると、1日でも抜けたときに「もうダメだ」とやる気が途切れてしまいます。
→ コツ:“毎日”より“なるべく”というゆるさをもつ。週3回や気づいたときだけでも十分効果があります。
2. 「ちゃんとやらなきゃ」高いハードルのワナ
きれいに記録したり、丁寧にやろうとすると準備が大変になり、やめたくなります。
→ コツ:メモ帳に一行だけ「夕焼けがきれいだった」でもOK。完璧さより“気づくこと”が大事。
3. 「やる意味あるの?」疑いのワナ
始めたばかりは効果が見えにくいもの。すぐに結果を求めてやめてしまうことがあります。
→ コツ:小さな積み重ねが“じわじわ効く”ことを信じる。後で読み返して実感できるよう記録を残す。
4. 「意志の力でできる」過信のワナ
「自分は意志が強いから大丈夫」と思っている人ほど、環境の影響を軽く見がちです。
意志の力は有限で、使えば疲れます。
→ コツ:疲れる前に、誘惑や負担から自分を遠ざける環境や仕組みを作る。
例:お菓子を見える場所に置かない、スマホを寝室に持ち込まない、飲み会の誘いが多い時期は先に予定を入れておく。
習慣化は「強い意志」ではなく、「続けやすい仕組み」がカギです。
4つのワナを避け、無理のない方法で続けることが、長く続けるためのいちばんの近道です。